■ LD430 6度 ■
・ ヨシムラの試打
ロフトが立ちすぎていて、アドレスで少し右側からボールを見るタイプの人ならフェース面がまったく見えない。少々腕に自慢のあるゴルファーでも「ボールが上がらない」「飛ばせない」という先入観にとらわれてしまうはず。
これまで散々試打をこなしてきたヨシムラでも、アドレスしてまったく打てる気がせず不安感に襲われてしまった。
素振りしてみても不安感はぬぐえず「6度なんていうのはまったく異次元の世界」だと痛感する。
とりあえずHS45程度で、いつものようにレベルブローでボールを捕まえにいったが、 ロフトが立ちすぎているためヨシムラのパワーではボールが捕まりきらず、ボールに バックスピンを与えられない。ボールに強さはあるものの超低弾道(!)で200ヤー ドしかキャリーせず、飛球線から5〜10ヤードほどスライスしてしまった。
いわゆるドロップスライスだ。
HSを48まで上げたが、ヘッドの絶壁イメージに負けて「ボールを上げなくては」と いう意識が強く働いてしまうため、体が浮いてフェースが開くという悪循環に陥ってボールは右サイドのOB方向にしか飛ばなかった。
普通のゴルファーには手も足も出ないだろう。
・ 武村プロの試打
ヨシムラ同様にアドレスしてみて「まったく打てる気がしない」と感じたようだ。
ややインサイド気味の軌道から、上手にクラブをターンさせて軽いドローボールを持ち球にしている武村プロには、先調子のDD-3は合っており、HS48で振り抜くと、球筋はヨシムラとは正反対にストレートないしは軽いドローボールになった。 しかし、野球で鍛えたパワー自慢の武村プロにも6度の壁は厚く、ボールは低いライナーにしかならず、200〜210ヤードのキャリーがやっと。
上げようという気持ちが強くなると、スイング軌道がアッパーになってしまい、ボールは低いままでチーピンにしかならなかった。
ソコソコのパワー自慢でも手に負えないシロモノだ。
■ LD430 7.5度 ■
・ ヨシムラの試打
アドレス時にハードな印象はあるものの、フェースが見えるので安心感があり、6度とは違って「なんとかボールは上がりそう」というイメージがわいてくる。
HS45で振り抜くと、低い弾道ながらボールはしっかりと捕まって力のあるストレートボールになって230ヤードほどキャリーして、20〜30ヤードほどのランを出した。
しかし、シャフトの走りを利用してボールを弾き飛ばすタイプのヨシムラには、先調子のDD-3が合っていないため、ロフトの増加によってボールの捕まりは良くなったものの、HSを46、47と上げていっても、中弾道程度にまで打ち出し角度を上げるには至らなかった。
ただ、捕まりが良くて方向性も非常に安定しているため、ヨシムラのパワーでも打ち下ろしホールやアゲンストのホールで使えるクラブになっている。
・ 武村プロの試打
HS48で打ち抜くと「なるほど7.5度だ」と実感できる中弾道の軽いドローボールになって260ヤードキャリーした。
スコアをまとめるには理想的なボールになったといえる。
武村プロは野球で鍛えたパワーと体の切れがあるため、HSだけでは表せないインパクトの強さを持っている。さらに、シャフトが合っていたことで、50未満のHSでも非常に力が強い実践的なボールをゲットできた訳だ。
ただ、これ以上のビッグドライブを獲得するには、少なくとも50以上のHSは必要になるだろう。
・ 冨田プロの試打
体の回転でクラブを十分にためて、インサイドからアウトサイドに打ち抜く強烈なハイドローを持ち球にする冨田プロが、いきなりHS52で振り抜くと、素晴らしい初速でボールは一気に放物線の頂点に到達し、キャリーで290ヤードを叩き出した。
本来は手元調子のシャフトを好む冨田プロだが、手元を固めて先端をしならせるというDD-3によって7.5度のロフトが信じられないほど高弾道のハイドローボールを打ち出すことができた。
まさしくベストマッチのクラブとなった訳で、冨田プロからは「今すぐにでも使用したい」という申し出を受けたほど。
冨田プロのHS、パワー、飛距離、ボールの高さなどを目安にすると、HS60前後のスーパーハードヒッターなら、6度のヘッドにXXのシャフト装着で、320〜330ヤード以上は確実にキャリーさせることができると実感した。 |